Android TVアプリのロゴを差し替えてリリース申請したところ、Google Playの審査に落ちました。アイコンの格納場所もファイル名も画像サイズも変えていないのに、です。原因はアイコンが丸くくりぬかれる仕様にありました。同じところでハマる人がいそうなので、経緯と手元でできる確認方法を残しておきます。

リジェクトの内容

今回の変更はロゴの差し替えだけでした。格納場所も名前もそのまま、大きさも従来と同じ512×512であることを確認したうえで申請しています。それでも返ってきたのが、この「問題の詳細」です。

Play Consoleのリジェクト詳細。「アイコンがアイコン領域全体に表示されていません。」という指摘と、下部の文字が欠けたアイコンの証拠画像

指摘は「アイコンがアイコン領域全体に表示されていません。」の一文だけ。正直、最初は意味が分かりませんでした。サイズは要件どおりの512×512で、領域いっぱいに描いているつもりだったからです。

調べてみると、Android TVでは512×512のアイコンを円形にくりぬいて表示する仕様らしく、そのときにデザイン要素に欠けが出るとNGになるようです。証拠画像をよく見ると、たしかにアイコン下部の文字が円の縁で切れていました。

アイコンは丸くくりぬかれる

まず問題ない例から見てみます。文字なしのシンプルなアイコンです。

文字なしのアイコン

これが丸くくりぬかれると、こうなります。

丸くくりぬかれた文字なしアイコン。デザイン要素は円内に収まっている

四隅の背景が落ちるだけで、中央のデザインは無傷です。この場合は審査を通ります。

文字を入れると欠ける

問題は、アイコンの下部に文字を入れたパターンです。

下部に「スプレッドシート」の文字を入れたアイコン

512×512に内接する円を重ねてみると、文字の両端が円からはみ出しているのが分かります。

円を重ねたアイコン。文字の両端が円の外に出ている

実際にくりぬかれた結果がこれです。

丸くくりぬかれて文字の両端が欠けたアイコン

「スプレッドシート」が「プレッドシー」になってしまいました。今回審査に落ちたのは、まさにこの文字の欠けが原因でした。四角いキャンバスの端まで使ってデザインすると、スマホでは問題なくてもAndroid TVでは欠けます。

文字を入れたいときの調整

文字を諦める必要はなく、くりぬかれても欠けない大きさに収めれば大丈夫です。

文字を小さくして円の内側に収めたアイコン

円を重ねても、文字が内側に収まっています。

円を重ねたアイコン。文字が円の内側に収まっている

くりぬいた結果も欠けなし。これで審査を通りました。

丸くくりぬかれても文字が欠けていないアイコン

まとめ

Android TVのアイコンは、丸くくりぬかれる前提で作る必要があります。申請前に512×512の画像へ内接円を重ねて、アイコン本体や文字に欠けが出ないかを手元で確認しておくと、今回のような一往復を防げます。画像編集ツールで円を1つ重ねるだけなので、リリース前のチェックリストに入れておいて損はないはずです。

参考